中小型株価指数の動向

前月号作成時点(2025年2月19日)以降の株式市場は、米関税引き上げによる米景気減速懸念に加え、日本と欧米における金融政策の方向性の違いから円高基調となっていることなどを背景に、リスクオフムードが強まった。多くの株価指数は2024年8月5日急落以降、回復途上の横ばい圏で推移する中、東証スタンダードは2025年2月に算出来高値を更新し、足元でも上昇基調を継続している(図表1)。また、図表2より短期間(3ヵ月)騰落率において、TOPIX Mid400、TOPIX Small、東証スタンダードは相対的に底堅い値動きとなっている。関税や為替動向に業績左右されにくい内需株に関心が集まる中、中小型株へ投資の矛先が向かっていることがうかがえよう。

(図表1)各市場の主要株価指数

(注1)2025年3月12日まで。TOPIXは東証プライムとほぼ同じ動きのため、両者の線が重なっている
(注2)東証マザーズ指数は、2023年11月6日付で東証グロース市場250指数に改称した

(出所)Astra Manager

(図表2)主要株価指数の動向

(注)年初来高(安)値:1月~3月は昨年来高(安)値
(出所)Astra Manager

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