健康経営銘柄の投資パフォーマンス(SDGs シリーズ10)
2024.10.18
トピック
環境破壊や気候変動に起因する自然災害の頻発に対処する必要性が高まっている。それに加えて、公平で平和な社会を実現することにより、持続可能な世界を構築するという観点から、2015年9月に国際連合で開催された会合で「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が決定された。このSDGsが株式投資を行う際の判断基準の1つとして機能し始めている。
本稿では、SDGsの3番目の目標である「すべての人に健康と福祉を」と、8番目の目標「働きがいも経済成長も」に着目し、従業員の健康に配慮した「健康経営」を実践している企業として、経済産業省が上場企業のなかから選定する「健康経営銘柄」に着目し、その株式投資パフォーマンスを検証する。健康経営銘柄の選定は、2015年に初めて実施されて以降、今年で10年目となる。
具体的には、2024年に認定された53の健康経営銘柄に関して、仮に、2018年初で等金額投資を実施し、足元まで保有し続けたと仮定し、そのポートフォリオの投資パフォーマンスを考える。また、2024年に選定された健康経営銘柄のうち、5回以上選定された11銘柄や、当研究所が個別の企業レポートで将来3期分の業績予想を公表している7銘柄についても、同様に投資パフォーマンスを検証する。
「健康経営銘柄2024」の構成銘柄で組成したポートフォリオについては、2020年3月以降、TOPIXを上回るパフォーマンスを実現できた。その中の当研究所が企業レポートを作成している銘柄で組成されたポートフォリオは、2019年6月ごろ以降、TOPIXを上回るパフォーマンスを示した。
注:「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標
本稿では、SDGsの3番目の目標である「すべての人に健康と福祉を」と、8番目の目標「働きがいも経済成長も」に着目し、従業員の健康に配慮した「健康経営」を実践している企業として、経済産業省が上場企業のなかから選定する「健康経営銘柄」に着目し、その株式投資パフォーマンスを検証する。健康経営銘柄の選定は、2015年に初めて実施されて以降、今年で10年目となる。
具体的には、2024年に認定された53の健康経営銘柄に関して、仮に、2018年初で等金額投資を実施し、足元まで保有し続けたと仮定し、そのポートフォリオの投資パフォーマンスを考える。また、2024年に選定された健康経営銘柄のうち、5回以上選定された11銘柄や、当研究所が個別の企業レポートで将来3期分の業績予想を公表している7銘柄についても、同様に投資パフォーマンスを検証する。
「健康経営銘柄2024」の構成銘柄で組成したポートフォリオについては、2020年3月以降、TOPIXを上回るパフォーマンスを実現できた。その中の当研究所が企業レポートを作成している銘柄で組成されたポートフォリオは、2019年6月ごろ以降、TOPIXを上回るパフォーマンスを示した。
注:「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標
ご留意いただきたい事項
- この資料は情報提供を目的として作成されたものです。投資勧誘を目的としたものではありません。そのため証券取引所や証券金融会社が発表する信用取引に関する規制措置等については記載しておりません。
- この資料は信頼しうるデータ等に基づいて作成されたものですが、その正確性・完全性を保証するものではありません。また、将来の株価等を示唆・保証するものでもありません。
- 記載された内容・見解等はすべて作成時点でのものであり、予告なく変更されることがあります。
- 有価証券の価格は売買の需給関係のみならず、政治・経済環境や為替水準の変化、発行者の信用状況の変化、大規模災害の発生による市場の混乱等により、変動します。そのため有価証券投資によって損失を被ることがあります。商品や銘柄の選択および投資の時期等の決定は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。