中小型株企業の決算インプレッション(FY24 2Q) ~3四半期連続で二桁増益を達成

2024.11.22
トピック

2024年度2Q(7-9月、6-8月、5-7月)決算が出揃い、現時点における中小型株企業の決算インプレッションをレポートする。今回も主要業種のみならずニッチ業種についてもコメントしたい(全18業種)。

当研究所が継続調査するユニバース企業(433社)の2024年度2Qの営業利益合計は前年同期比15%増と、2023年度4Q以降、3四半期連続で二桁増益を達成した(直近8四半期の営業利益データが取得可能な428社を集計)。業種別には電子デバイス(2Q営業利益は前年同期比45%増)、素材(同36%増)など製造業の増益率が高い傾向がみられた。

このうち、2-3月決算企業(241社)の2024年度(25.2期、25.3期)会社予想は前期比13%営業増益である。業種別にみると、電子デバイス(同29%増)、素材(同19%増)などで高い増益率が予想されている。なお、集計241社のうち、2Qにおいて業績予想を上方修正したのは50社(21%)、据え置きは166社(69%)、下方修正は24社(10%)だった(残りの1社は新規に予想を開示)。上方修正が多かった業種は、素材(44%が上方修正)、電子・電気機器(同38%)であった。

本レポートの着目銘柄として、ディップ(2379)、ドリコム(3793)、DTS(9682)、チヨダ(8185)、ヨシックスホールディングス(3221)、リソー教育(4714)、東京都競馬(9672)、JMDC(4483)、富士紡ホールディングス(3104)、四国化成ホールディングス(4099)、santec Holdings(6777)、木村工機(6231)センコーグループホールディングス(9069)、ヒト・コミュニケーション・ホールディングス(4433)など20銘柄を挙げる。
 

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