中小型株企業の決算インプレッション(FY24 3Q) ~4四半期連続で2桁増益達成、25.12期会社予想は前期比9%営業増益
2025.02.21
トピック
2024年度3Q(10-12月、9-11月、8-10月)決算が出揃い、現時点における中小型株企業の決算インプレッションをレポートする。今回も主要業種のみならずニッチ業種についてもコメントしたい(全22業種)。
当研究所が継続調査するユニバース企業(438社、2月21日現在)の2024年度3Qの営業利益合計は前年同期比24%増と、4四半期連続で二桁増益を達成した。
このうち2-3月決算企業244社について、会社側の通期(25.2期、25.3期)営業利益予想は前期比14%増である。3Q決算で通期営業利益予想を上方修正したのは50社(20%)、下方修正したのは27社(11%)、据え置いたのは165社(68%)であった。業種別にみると、電子デバイス(上方修正比率54%)、電子・電気機器(同31%)で上方修正が多い。下方修正が比較的多かったのは半導体・FPD(22%が下方修正)である。12月決算企業(59社)の24.12期通期実績は前期比17%営業増益となった。25.12期について会社側は同9%増益を予想している。
本レポートの着目銘柄として、Macbee Planet(7095)、ディップ(2379)、ドリコム(3793)、JBCCホールディングス(9889)、ブロードメディア(4347)、トリドールホールディングス(3397)、平和(6412)、ナガセ(9733)、JMDC(4483)、エス・エム・エス(2175)、日本電子材料(6855)、第一工業製薬(4461)、santec Holdings(6777)、メイコー(6787)、オカダアイヨン(6294)、中国塗料(4617)、ニッコンホールディングス(9072)、松田産業(7456)、東急建設(1720)など30銘柄を挙げる。
ご留意いただきたい事項
- この資料は情報提供を目的として作成されたものです。投資勧誘を目的としたものではありません。そのため証券取引所や証券金融会社が発表する信用取引に関する規制措置等については記載しておりません。
- この資料は信頼しうるデータ等に基づいて作成されたものですが、その正確性・完全性を保証するものではありません。また、将来の株価等を示唆・保証するものでもありません。
- 記載された内容・見解等はすべて作成時点でのものであり、予告なく変更されることがあります。
- 有価証券の価格は売買の需給関係のみならず、政治・経済環境や為替水準の変化、発行者の信用状況の変化、大規模災害の発生による市場の混乱等により、変動します。そのため有価証券投資によって損失を被ることがあります。商品や銘柄の選択および投資の時期等の決定は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。