中小型株企業の決算インプレッション(FY2024 4Q) ~業種、企業間の格差が広がりつつある

2025.06.03
トピック
2024年度4Q(1-3月、12-2月、11-1月)決算が出揃い、現時点における中小型株企業の決算インプレッションをレポートする。今回も主要業種のみならずニッチ業種についてもコメントしたい(全19業種)。

当研究所が継続調査するユニバース企業(440社、5月22日現在)の2024年度4Qの営業利益合計は前年同期比11%増と二桁増益を維持した。

このうち2-3月決算企業244社についてみると、25.2期、25.3期営業利益合計額は前期比17%増となった。新年度(26.2期、26.3期)の会社予想は同5%の営業増益と、増益率が鈍化する見通しである。社数ベースでは77%が前期比増益、23%が同減益を予想している。業種別にみると、デジタルB2B(増益予想比率92%)、物流・卸売(同100%)で増益予想が多い一方、半導体・FPDの増益予想比率は48%にとどまる。


本レポートの着目銘柄として、Sansan(4443)、アルファポリス(9467)、グリーホールディングス(3632)、DTS(9682)、シェアリングテクノロジー(3989)、ゼンショーホールディングス(7550)、ナガセ(9733)、東京都競馬(9672)、JMDC(4483)、エス・エム・エス(2175)、東京応化工業(4186)、扶桑化学工業(4368)、田岡化学工業(4113)、精工技研(6834)、ソディック(6143)、AREホールディングス(5857)、松田産業(7456)、安藤・間(1719)、東急建設(1720)、川田テクノロジーズ(3443)など23銘柄を挙げる。

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